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マーケット概況コメント(月間:2024年11月)



2024年12月号


【1】マーケット概況コメント(月間:2024年11月)
【2】取扱いファンドの運用実績
【3】お申込み受付日のご案内


【1】マーケット概況コメント(月間:2024年11月)

株式セクター

11月の世界の株式市場は、米国大統領選挙の結果に大きく左右され、ジェットコースターのような展開となりました。ドナルド・トランプ氏の勝利に沸いた米国株はその余波で急騰し、月間で今年最大の上昇率を記録しました。小型株の代表的なベンチマークであるラッセル2000指数は、米国市場がさらなる減税、拡張的な財政政策、よりナショナリスト的な貿易アプローチの見通しを受け入れたため、10%以上上昇し、際立ったパフォーマンスを示しました。投資家は、これらの措置が市場を安定させ、成長を後押しすることを期待しました。対照的に、欧州株式は苦戦を強いられました。低成長、高インフレ、慎重な個人消費により、欧州大陸のベンチマークの多くは赤字となりました。さらに、ドイツ連立政権の崩壊やフランスの予算危機など、各国内の政治的混乱が投資家心理を冷え込ませました。2回目のトランプ大統領就任のニュースは、誰もが歓迎するものではありませんでした。特にアジアの2大経済大国である日本と中国に影響する、世界貿易に迫り来る関税への懸念が、アジア株の著しい下落につながりました。中国株の下落は、景気刺激策の効果が薄れたことにも起因しています。投資家は現在、金融市場で持続的な成長を支えるために必要な財政・構造改革について、政府からより明確な表明とコミットメントを求めています。

債券セクター

11月の世界の債券市場は、米大統領選の不透明感に端を発した序盤のボラティリティを振り切り、高水準で終えました。月が進むにつれ、利下げを通じて経済成長を刺激しようとする中央銀行の努力に後押しされ、市場は足元を固めました。米連邦準備制度理事会(FRB)は、最近の雇用統計に後押しされ、金利を25ベーシスポイント引き下げ、4.50~4.75%としました。トランプ大統領による世界的な関税戦争への懸念にもかかわらず、米ドルの急騰は米国債の上昇を抑えました。欧州債券は、ドル高とインフレ率の上昇に牽引され、スポットライトを浴びました。インフレ率は前年比2.3%まで上昇し、投資家は欧州中央銀行による12月の利下げを熱望しています。一方、イングランド銀行が4.75%に25ベーシスポイント利下げしたことで、英国ギルトは上昇しました。日本では、予想外の「ホット・トーキョー」インフレ・データを受け、日銀による継続的な利上げとバランスシート縮小の加速が予想される中、10年国債は小幅に下落しました。政治的・経済的混乱に直面した世界の債券市場の回復力は、その適応力と繁栄力を示し、興味深い年末の舞台を整えました。

コモディティセクター

11月のコモディティセクターは、農業セクターの大幅上昇を貴金属セクターと工業用金属セクターの低迷が相殺するという波乱の展開となりました。コーヒー価格は高騰し、アラビカ・コーヒーはブラジルの2025年産への懸念から47年ぶりの高値をつけました。同様に、西アフリカで続いている生産懸念がカカオ価格の顕著な急騰につながり、2024年はカカオにとって大当たりの年となりました。しかし、ドル高と堅調な米経済データにより、投資家は利下げ鈍化の可能性を予想し、金や銀などの貴金属は暴落しました。銀は6%以上、金は3%以上下落し、いずれも投資家の再評価に直面しました。工業用金属はまちまちの動きとなりましたが、特に中国からの輸入品に対する関税案にネガティブに反応し、全体としては下落傾向となりました。一方、米国と欧州では予想を上回る寒波が電力需要を押し上げ、天然ガス価格を1年ぶりの高値に押し上げました。これとは対照的に、原油価格は地政学的リスクとOPECの供給懸念が根強く、1ヵ月間軟調に推移しました。

為替セクター

米ドルは、トランプ大統領の財政計画がインフレを招き、金利が長期的に上昇する可能性があるとの見方から、月間で26ヵ月ぶりの大幅続伸となりました。この急騰は取引通貨バスケットにマイナスの影響を与え、英ポンドは1.5%以上、ユーロは2.5%以上下落しました。日本円は11月にボラティリティが上昇し、トランプ大統領の勝利と米国の保護主義的な経済政策の可能性のニュースを受けて若干円安に振れましたが、日本銀行が12月に利上げを実施する可能性が高まったことで、円は対ドルで6週間ぶりの高値を付けました。

暗号資産セクター

11月は暗号資産市場にとって画期的な月となり、ビットコインは99,000ドルを超えて史上最高値を更新しました。デジタル資産価格はドナルド・トランプ氏の大統領選勝利に後押しされました。選挙結果の直後、暗号資産市場全体にポジティブな勢いが見られたことが示すように、米国を「世界の暗号資産の首都」にするというトランプ氏の公約は市場に好意的に受け入れられました。機関投資家の関心の高まりや市場ダイナミクスの変化も、取引所全体の取引量の急増を招き、2021年以来の水準に達しました。その結果、ビットコインは月間39%、イーサリアムは月間47%を超える上昇を記録しました。

出所:Superfund Market Commentary – November 2024を和訳編集して記載
弊社では、個別リスクに一元的に左右される資産配分が根源的なリスクと考えており、弊社のマネージドフュチャーズはリスクとリターンのバランス配分で優位なパフォーマンスを発揮する戦略(プロダクツ)を揃えております。弊社ではトレンドフォロー戦略により変化の兆しをいち早くキャッチできるよう、多種多様な情報を織り込んでシステム化した投資戦略に取り組んでいます。



【2】取扱いファンドの運用実績

評価日2024年11月29日
グリーン
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.51 0.00% 0.00% -7.27%
円・クラス 45.67 0.75% 0.71% -7.83%
ゴールド米ドル・クラス 0.89 2.30% -2.20% 11.25%
ゴールド円・クラス 132.39 -0.79% -3.55% 19.32%
シルバー米ドル・クラス 0.87 0.00% -3.33% 7.41%
シルバー円・クラス 88.15 -2.92% -4.93% 14.50%
グリーンC
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.35 0.00% 0.00% -12.50%
円・クラス 35.24 1.26% 0.49% -14.01%
レインボー・オールシーズンズ
基準価格
前週比
前月比
年初来
円・クラス 36.01 2.86% -0.17% 5.08%
ゴールド円・クラス 107.97 0.98% -1.65% 45.18%
*過去の運用実績は将来の運用実績を示唆・保証するものではありません。
*これらの運用実績は、各種手数料や報酬(申込手数料及び税金は除く)を差し引いた後の純収益です。

【3】お申込み受付〆切日のご案内
スーパーファンド・ジャパン・グリーン

2024年12月27日(金)

スーパーファンド・ジャパン・グリーンC

2024年12月27日(金)

スーパーファンド・ジャパン・レインボー・オールシーズンズ

2024年12月27日(金)


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平日9:00-17:00
ファックス:03-3508-6730(代表)
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主な事業: 金融商品取引業
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