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【1】2021年の世界10大リスクを占う
【2】セミナーのご案内
【3】取扱いファンドの運用実績
【4】お申込み受付日のご案内

【1】2021年の世界10大リスクを占う

米コンサルティング会社ユーラシア・グループが、2021年の世界10大リスクを1月4日に発表しました。1) 米国第46代大統領、2)長引く新型コロナの影響、3)気候変動対策を巡る競争、4)米中の緊張拡大、5)世界的なデータの規制強化、6)サイバー紛争の本格化、7)トルコ、8)原油安の打撃を受ける中東、9)メルケル独首相退任後の欧州、10)中南米の失望。

地政学的観点から政治・経済などマクロリスクを分析する同社は、2020年は地政学的およびグローバリゼーションの大きな波と、景気サイクルの短期的なサイクルが同時にピークアウトする転換点となる可能性が高いと警告し、気候変動リスクが7位に取り上げられていました。しかしながら、新型コロナの猛威が世界の風景を一変し、人の営みが自然の驚異の前には如何に無力かを思い知らされた年でした。2021年も新型コロナの猛威は収まるどころか、変異種の登場により感染者数の増加に歯止めがかかりません。相次ぐワクチン開発と予防接種の開始により、株式市場は活況を帯びていますが、いつ調整局面に入ってもおかしくない状況と云えます。 世界各国は例外なく新型コロナ対策による出費により債務が急増し、ロックダウンにより経済活動が冷え込む悪循環に陥っています。ユーラシア・グループは「世界は何世代も経験したことのない最悪の危機にさらされている」と表現しています。

9.11やリーマンショックの時には、少なくとも米国は世界のリーダーとして立ち上がり、西欧諸国のリーダーも結束して共通の敵に立ち向かいました。しかしながら、現在はそれがあてはまりません。まず、世界のリーダーが不在です。米国ではバイデン氏が次期大統領に選ばれるも、依然として国内の票は真二つに割れています。比較的安定しているドイツと日本も長期政権が終わりを告げ先行きが見えてきません。そもそも共通の敵である新型コロナウイルスは見えざる敵であり、変異しながら神出鬼没というやっかいな代物です。新常態によるリモートワークなど益々デジタル化が進みますが、もうひとつのウイルス（コンピュータウイルス）によるサイバー攻撃が猛威を振るっています。コロナ禍を抑え込んだと主張する中国が、軍事力、宇宙開発を強化し、デジタルデータの世界で米国をすでに凌駕する情報量が流通しています。気候変動リスクが昨年の7位から3位に浮上しました。バイデン政権、菅政権への移行により、米国も日本も一気に二酸化炭素排出ゼロへ向け舵を切りました。これによって影響を受ける中東やアフリカの石油産出国が新たな混乱の火種になりかねません。これらのリスクはいずれも繋がっており、リスクの連鎖を引き起こすリスクも考慮しなければなりません。

弊社では、個別リスクに一元的に左右される資産配分が根源的なリスクと考えており、弊社のマネージドフュチャーズはリスクとリターンのバランス配分で優位なパフォーマンスを発揮する戦略（プロダクツ）を揃えております。弊社ではトレンドフォロー戦略により変化の兆しをいち早くキャッチできるよう、多種多様な情報を織り込んでシステム化した投資戦略に取り組んでいます。

出所：ユーラシア･グループ、他

【2】 セミナーのご案内

新型コロナウィルスの感染拡大にともない、当面の間新たなセミナーの開催を中止しております。個別のお問い合わせ・ご相談につきましては、お受けいたします。お気軽にご相談ください。

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