投稿者: スーパーファンド・ニュース

【1】マーケット概況コメント（月間：2021年4月）
【2】セミナーのご案内
【3】取扱いファンドの運用実績
【4】お申込み受付日のご案内

【1】マーケット概況コメント（月間：2021年4月）

前例のない世界的な財政刺激策と大規模なワクチン展開により、4月の経済成長予測はファンダメンタルに基づいたものとなり、世界経済の見通しは明るいものとなりました。COVID-19の不確実性は依然として高く、多くの国で規制が残っていますが、いくつかの先進国ではワクチン接種が進んでいることで、全体的にポジティブな見通しが維持されており、年が進むにつれて世界経済の成長が急激に加速すると予想されます。

また、バイデン米大統領は、3月に成立した1兆9,000億ドルの景気刺激策に続き、米国のインフラに投資する2兆3,000億ドルの「米国雇用計画」と、より公平な復興を目指す1兆8,000億ドルの「米国家族計画」を提案したことが、この成長期待に大きく貢献しています。これらの要因により、3月にはブラジル、4月にはインドがCVID-19パンデミックの新たな震源地となることが懸念されていましたが、バランスのとれた結果となりました。

年初に弱い動きを見せた株式市場は、2月以降、4月まで堅調に推移しました。2月と3月はバリュー株がグロース株を大きく上回る傾向が見られましたが、4月はグロース株に勢いが戻りました。

金融商品の中でも、長期債の利回りは、経済成長の高まりを期待して世界的に上昇してきました。しかし、4月は大きくなってきていたイールドカーブ（長期金利と短期金利の差の開き）は緩やかになり、米国の10年債利回りは月中頻繁に下降した後、1.65％前後で月末を終えました。オーストラリアの10年債利回りも月中に低下しましたが、英国と日本の国債の利回りはほぼ横ばいでした。

エネルギー分野では、OPEC生産者が来月以降の総生産量の増加に合意したにもかかわらず、WTI原油は約7.5％の強い上昇を示し、1バレルあたり64ドル近くで月末を迎えました。その他のコモディティでは、金は年初来で約7％の下落となりましたが、債券利回りの低下が金の支えとなり、年初来の下落分を取り戻すことができました。一方、穀物相場は、ブラジルの天候不順に起因する供給不足や、中国市場の需要が予想以上に高かったこともあり、2013年以来の水準まで上昇を続けました。

通貨については、4月に米ドルが先進国およびインドルピー以外の新興国の主要通貨に対して弱含みで推移しました。インドルピーはインドのOVID-19の状況が急速に悪化したことにより、下落しました。インフレ圧力への懸念に加え、2021年末までの米国の経済成長率が6.7％と予測されているにもかかわらず、FRBが当面の間、金融引き締めに消極的であることがドル安の一因となりました。

弊社では、個別リスクに一元的に左右される資産配分が根源的なリスクと考えており、弊社のマネージドフュチャーズはリスクとリターンのバランス配分で優位なパフォーマンスを発揮する戦略（プロダクツ）を揃えております。弊社ではトレンドフォロー戦略により変化の兆しをいち早くキャッチできるよう、多種多様な情報を織り込んでシステム化した投資戦略に取り組んでいます。

出所：Superfund Market Commentary – Apri 2021を和訳編集して記載

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