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The Column

金と銀は高すぎるのでしょうか?
The Column
2025/11/13

金と銀は高すぎるのでしょうか?

世界情勢のみならず、金融市場においても注目すべき1週間が過ぎました。

投資家の目を引いたのは、2つの歴史的な出来事です。金はついに史上初めて1オンス=4,000ドルの大台を突破し、銀も長らく失われていた輝きを取り戻しました。1オンス=51ドルを超え、実に1980年以来の水準に達したのです。

私は22年前から一貫して貴金属への投資をお勧めしてきました。当時、金は1オンス=340ドル、銀はわずか5ドルでした。

最近では、「新たな最高値をつけた今、もう貴金属の上昇余地はないのではないか」と尋ねられることが多くあります。しかし、真実はまったく逆です。上がっているのは金や銀ではなく、私たちの通貨の方が価値を失っているのです。

貴金属は3,000年以上にわたり、その内在的価値を保ち続けてきました。一方で、紙幣は際限なく刷られ、その「重さ」は失われ、「信頼」という意味でどんどん軽くなっています。だからこそ、資産の一定割合を貴金属に配分することが重要なのです。

貴金属は限られた資源です。世界中の金をすべて集めても、一辺わずか21メートルの立方体にしかなりません。銀でも55メートル程度に過ぎません。それでも需要は拡大を続けています。特に銀は、電池や太陽光パネルなど、次世代産業に欠かせない素材として注目されています。

銀が1オンス=50ドルを超えた今、100ドルから150ドルへの上昇も、もはや夢物語ではありません。歴史的に見れば、銀と金の価格比率はおおむね12対1でした。ところが現在では、金は銀の約80倍の値段です。

今こそ、ご自身のポートフォリオを「金色」にするだけでなく、「銀色」にも染めてみる──そんな好機が訪れているのかもしれません。

クリスチャン・バハ
スーパーファンド創立者からのゲストコメント
(*2025年10月12日(日)記事を翻訳編集)


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