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マーケット概況コメント(月間:2025年3月)



2025年4月号


【1】マーケット概況コメント(月間:2025年3月)
【2】取扱いファンドの運用実績
【3】お申込み受付日のご案内


【1】マーケット概況コメント(月間:2025年3月)

株式セクター

世界の株価指数は3月に急激な下落を経験しました。その主な原因は、米国政府がカナダおよびメキシコからの輸入品に25%の関税を課し、中国製品に対する関税を10%から20%に引き上げたことや、地政学的な緊張の激化によるものです。関税政策の変動や世界的な経済成長予測の下方修正が企業の慎重な姿勢を招き、投資環境の警戒感を助長しました。
米国の株価指数は特に大きな打撃を受け、NASDAQ総合指数が8.21%、S&P 500指数が5.75%の下落となりました。ヨーロッパ市場も大幅な下落に見舞われましたが、一部の投資家が米国以外の選択肢を探る動きから、若干の恩恵を受けました。それでも、3月のヨーロッパ市場の動向は、今年初の月次下落となり、ユーロ・ストックスの広範な指数は-4.89%のリターンを記録しました。
一方、アジア市場では地域によって異なる結果が見られました。MSCI中国指数とハンセン指数はそれぞれ2%および0.85%のプラスリターンを記録しました。これは、国内消費を促進するための新たな刺激策に関するニュースが投資家の信頼を高めたためです。日本の株式市場では、日経225指数と広範なTOPIX指数がそれぞれ-3.9%および-0.52%の下落を記録しました。これは、日本株への投資家の関心が増加したものの、米国による自動車の輸入関税計画に対する懸念が上回った結果です。

債券セクター

世界の国債は、不安定な米国の政策に悩まされ、それが市場の変動性を高める結果となりました。米連邦準備制度理事会(FRB)は3月の会合で金利を据え置き、データが示す通り、3月の米国消費者信頼感指数が92.9に低下し、2021年初頭以来の最低水準になったことから、政策変更を急ぐ必要はないと示唆しました。米経済の不確実性が続く中、長期国債の利回りが上昇し、政策担当者たちが2025年のインフレ率の高まりとGDP成長率の低下を予測したことで国債価格はさらに抑えられました。
世界の主要な中央銀行の多くが、米国の関税引き上げが自国経済に与える潜在的な影響を評価しつつ金利を据え置く中、欧州中央銀行(ECB)は3つの主要金利を25ベーシスポイント引き下げることを決定しました。ドイツが財政拡大と国防支出の増加を発表したことで、10年ものドイツ連邦債(Bund)の利回りは2023年10月以来の水準に達しました。一方、日本では、米国が景気後退する可能性への懸念がやや緩和される中、10年もの日本国債の利回りが1.58%に急上昇し、2008年10月以来の高水準に達しました。

コモディティセクター

3月の間、世界の商品価格は全般的に上昇し、とりわけ貴金属が牽引役となりました。不安定な米国の貿易政策が株式市場を押さえつける中、投資家は金などの安全資産に走り、金は初めて3,000米ドルを超え、最終的には3,100米ドルを大幅に上回る水準で取引を終了しました。銀は金を若干上回るパフォーマンスを見せ、10%以上のリターンを記録しました。この記録的な金の上昇とともに、持続的な地政学的緊張や経済的不確実性により、銀の安全資産としての魅力が強化されました。
工業用金属の分野では、米国の銅需要の急増やサプライチェーンの懸念により、銅価格は3月に前例のない高水準へと上昇しました。再生可能エネルギーの取り組みや世界的な電化推進により、銅は世界で最も広く使用される金属の一つとして再びその重要性を取り戻しそうです。また、石油価格も3月に上昇しました。米国がイランに対する新たな制裁を課し、OPEC+が加盟国にさらなる生産削減を指示する新計画を立案したことで、供給がより逼迫するとの期待が高まりました。同様に、天然ガス価格も上昇しましたが、トランプの貿易戦争による需要懸念よりも供給関連問題が優勢となったことが影響しました。

為替セクター

3月の為替市場は、地政学的緊張、経済指標の発表、新たな貿易戦争、中央銀行の政策によって大きく揺れ動きました。米ドル指数(米ドルの価値を外国通貨のバスケットに対して測定した指標)は今月3%以上下落し、トランプ政権による外交政策の混乱、期待外れの雇用統計・小売売上高、そして経済全体の減速懸念から、2008年以来最悪の年初来下落となりました。
一方で、ユーロは4%以上のリターンを記録し、防衛支出の加速を見込む投資家たちによって強いパフォーマンスを示しました。ポンドは、ドル安に乗じただけでなく、米英間で全面的な貿易戦争への懸念が和らいだことからも恩恵を受けました。

暗号資産セクター

暗号資産の価格は3月に下落し、トランプ大統領の関税措置によりEthereum(イーサリアム)の価格が1年以上ぶりの低水準に押し下げられました。価格の下落は暗号資産市場全体で見られ、さらに3月は暗号資産取引量が3カ月連続で減少した月ともなりました。

出所:Superfund Market Commentary – March 2025を和訳編集して記載
スーパーファンド・インベストメント・グループでは、株式や債券に加え、コモディティ市場を重視した投資戦略も採用しています。個別リスクに一元的に左右される資産配分は、大きなリスクと考えており、リスクとリターンのバランス配分で優位なパフォーマンスを発揮する戦略に注目しています。本資料は、投資勧誘を目的として作成されたものではなく、あくまで情報提供を目的としたものです。一部主観や意見が含まれている場合もあります。投資信託等金融商品にかかる最終的な投資判断は、投資信託説明書(目論見書)や他の資料などを参考に、ご自身の判断でなさるようお願い致します。



【2】取扱いファンドの運用実績

評価日2025年3月31日
グリーン
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.46 -4.17% -4.17% -6.12%
円・クラス 40.27 -3.73% -4.44% -7.83%
ゴールド米ドル・クラス 0.91 0.00% 5.81% 9.64%
ゴールド円・クラス 134.73 -0.25% 4.89% 4.04%
シルバー米ドル・クラス 0.84 -2.33% 3.70% 6.33%
シルバー円・クラス 84.84 -2.44% 2.63% 1.27%
グリーンC
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.31 -3.13% -3.13% -6.06%
円・クラス 30.04 -4.27% -5.24% -9.22%
レインボー・オールシーズンズ
基準価格
前週比
前月比
年初来
円・クラス 36.51 -1.48% 2.96% 10.17%
ゴールド円・クラス 122.55 1.47% 6.52% 16.24%
*過去の運用実績は将来の運用実績を示唆・保証するものではありません。
*これらの運用実績は、各種手数料や報酬(申込手数料及び税金は除く)を差し引いた後の純収益です。

【3】お申込み受付〆切日のご案内
スーパーファンド・ジャパン・グリーン

2025年4月25日(金)

スーパーファンド・ジャパン・グリーンC

2025年4月25日(金)

スーパーファンド・ジャパン・レインボー・オールシーズンズ

2025年4月25日(金)


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平日9:00-17:00
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