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マーケット概況コメント(月間:2025年10月)



2025年11月号


【1】マーケット概況コメント(月間:2025年10月)
【2】取扱いファンドの運用実績
【3】お申込み受付日のご案内


【1】マーケット概況コメント(月間:2025年10月)

株式セクター

8月は経済指標の堅調さ、好調な企業収益、金融緩和への期待の高まりによって、世界の市場に慎重ながらも楽観的な動きが見られました。米国では株式市場が7月の勢いを引き継ぎ、S&P 500は約2%上昇しました。これは強い企業業績、第2四半期GDPの3.3%への上方修正、9月の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が支えとなりました。雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を下回り、また、以前発表された雇用数の下方修正がありましたが、労働市場の軟化を示唆するFRB議長ジェローム・パウエルのハト派的な発言により、投資家心理は揺らぎませんでした。小型株は期待される金融緩和の波に乗って他の銘柄を上回りました。欧州のパフォーマンスはより控えめでした。英国のFTSE 100はエネルギー、通信、基礎資材の強さによって0.6%上昇しましたが、テクノロジー株は生成AI投資の持続性に対する世界的な懸念の影響で低調でした。フランスのCAC 40は、フランソワ・バイル首相が不信任投票を呼びかけたことで政治的不安が市場を動揺させ、0.88%下落しました。それでもユーロ圏の株式は、米国との関税緩和の恩恵を受けた高価格帯商品および自動車セクターが牽引し、控えめながら上昇しました。アジア市場が注目を集めました。日本の日経225は3.5%以上、TOPIXは4%以上上昇し、インフレの緩和と米国の利下げ期待が追い風となりました。中国の上海総合指数は3.94%上昇し、米中間の通商停戦延長やテクノロジー・通信セクターへの資金シフトが支援しました。

債券セクター

9月の世界資本市場はまちまちの展開となりました。米国の長期国債(30年債など)は月中にリスク選好の高まりと政策期待を受けて上昇しましたが、9月17日にFRBが誘導目標を4.00~4.25%に引き下げた後、その上昇分の多くを失いました。FRBはインフレの先行き不透明感と労働市場の冷え込み兆候を指摘し、政府資金繰り問題も成長の下方リスクとして挙げました。
一方、欧州中央銀行(ECB)は9月に主要政策金利を2%で据え置き、利下げサイクルの一時停止を示唆しました。ユーロ圏の9月のインフレ率は市場予想通りの2.2%となり、ECBのトーンはややタカ派的でした。しかし、フランスでは予算・債務問題への懸念が高まり、フランソワ・バイル首相の退陣を受けて長期フランス国債が急落しました。英国では、8月の年次インフレ率が3.8%で横ばいとなり、10年物国債利回りがやや上昇しました。日本の10年国債利回りも9月に上昇し、22日には1.7%と17年ぶりの高水準をつけました。これは、日本銀行が利上げに近づいているとの観測が強まったためです。日銀は政策金利を0.50%に据え置き、8月の年次インフレ率は2.7%に鈍化しました。

コモディティセクター

貴金属および産業用金属に対する旺盛な需要を背景に、国際商品市場は9月も堅調な上昇を示しました。金は安全資産への逃避需要を受け、10%超上昇しました。月末に迫った米政府閉鎖懸念も追い風となり、価格は1オンスあたり3,800ドルを超える過去最高圏に達しました。銀も地政学的リスクや太陽光パネル・電気自動車など産業需要の増加を受けて上昇し、1オンスあたり45ドル超と2011年以来の高水準を記録しました。プラチナやパラジウムもそろって14%超上昇しました。
一方、原油価格は供給の潤沢さに押されて軟調でした。ロシア産原油への制裁の短期的影響は限定的で、OPEC+は減産延長ではなく、11月の増産を予定する慎重な方針を示しました。農産物市場は南北アメリカの豊作に圧迫されるなか、米中間の貿易政策変化や需要シフトが輸出構造を変化させ、ボラティリティを高めました。特に大豆油先物は、中国が南米産への調達を拡大したことで米国産需要が減少し、9月に数か月ぶりの安値をつけました。さらにアルゼンチンが作物輸出への関税を一時的に撤廃したことが、米国産大豆農家に追加の打撃を与えました。

為替セクター

米ドルは、第2四半期のGDP成長率が年率3.8%に上方改定されたことを受け、月後半に持ち直しましたが、月間ではわずかに下落で終えました。ユーロと円はともに対ドルで上昇しました。ユーロはECBが利下げサイクルを終了したとの見方に支えられました。一方、FRBは9月の利下げ後、年内にさらなる利下げを続ける可能性を示唆しました。英ポンドは財政統計の悪化とイングランド銀行の金利据え置きを受け、ドル・ユーロ双方に対して下落しました。

暗号資産セクター

デジタル資産市場では9月が転換点となり、激しいボラティリティと月末の急落が特徴的でした。わずか数日で市場時価総額の1,600億ドル超が失われました。ビットコインとイーサリアムが最も大きく下落し、ドル高と高水準の債券利回りが投機的資産への投資意欲を冷やしました。それでも、英国と米国が共同で設立したタスクフォースにより、暗号資産規制の協力強化や事業参入障壁の緩和、両国間の監督調整が進み、業界の主流化が進展しました。月末時点では、ビットコインが下落分をほぼ取り戻した一方で、イーサリアムは清算圧力とアルトコイン全般の弱気センチメントが重石となりました。

出所:Superfund Market Commentary – October 2025を和訳編集して記載
スーパーファンド・インベストメント・グループでは、株式や債券に加え、コモディティ市場を重視した投資戦略も採用しています。個別リスクに一元的に左右される資産配分は、大きなリスクと考えており、リスクとリターンのバランス配分で優位なパフォーマンスを発揮する戦略に注目しています。本資料は、投資勧誘を目的として作成されたものではなく、あくまで情報提供を目的としたものです。一部主観や意見が含まれている場合もあります。投資信託等金融商品にかかる最終的な投資判断は、投資信託説明書(目論見書)や他の資料などを参考に、ご自身の判断でなさるようお願い致します。



【2】取扱いファンドの運用実績

評価日2025年10月31日
グリーン
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.54 -1.82% 3.85% 10.20%
円・クラス 46.66 -1.17% 4.43% 6.80%
ゴールド米ドル・クラス 1.31 -4.38% 6.50% 57.83%
ゴールド円・クラス 199.91 -2.70% 11.07% 54.37%
シルバー米ドル・クラス 1.21 -0.82% 6.14% 53.16%
シルバー円・クラス 126.16 0.86% 10.74% 50.59%
グリーンC
基準価格
前週比
前月比
年初来
米ドル・クラス 0.36 0.00% 5.88% 9.09%
円・クラス 34.18 -1.75% 3.86% 3.29%
レインボー・オールシーズンズ
基準価格
前週比
前月比
年初来
円・クラス 46.57 -1.52% 3.35% 40.53%
ゴールド円・クラス 181.94 -2.06% 13.19% 72.57%
*過去の運用実績は将来の運用実績を示唆・保証するものではありません。
*これらの運用実績は、各種手数料や報酬(申込手数料及び税金は除く)を差し引いた後の純収益です。

【3】お申込み受付〆切日のご案内
スーパーファンド・ジャパン・グリーン

2025年11月25日(火)

スーパーファンド・ジャパン・グリーンC

2025年11月25日(火)

スーパーファンド・ジャパン・レインボー・オールシーズンズ

2025年11月25日(火)


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資本金: 275百万円(2025年3月末現在)
主な事業: 金融商品取引業
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